“一生懸命だと知恵が出る”・・・102名全員で、修学旅行に行きたい!

昨日はお忙しい中、修学旅行説明会にご参加くださり誠にありがとうございました。昨日の私の挨拶を紹介させていただきます。

 修学旅行は、単なる観光旅行ではなく、文部科学省の学習指導要領において、特別活動のひとつとして位置づけられています。その教育的意義は極めて大きく、学校教育における諸活動の中でも、生徒にとっては、3年間の中学校生活の中でも最も印象に残る教育体験活動と言っても過言ではないと言えます。私は、小学校で日光、中学校で京都・奈良、高校で、岡山・広島・山口方面に行きました。自分自身の小・中・高校生活を振り返ってみても、一番の思い出になっていますし、その後の生活においても、体験したことは十分に生かされていると実感しています。

 一方、新型コロナウイルス感染症の広がりがなかなか止まりません。今回の修学旅行は、新型コロナウイルス感染症の予防対策が欠かせない旅行となります。感染症に対する不安はありますが、3年生、102名全員で、修学旅行に行きたいと願っています。リスクをゼロにすることは難しいことですが、限りなくゼロに近づける努力をして、生徒にとっては、一生忘れられない思い出となる、修学旅行というピースを、中学校生活というパズルの中に埋め込んでいきたいと私は考えています。

「延期」または「中止」をすることは簡単です。しかし、それは最後の最後に取っておくべきもので、できる限りの範囲で可能性を探っていきたいと思っています。武田信玄の言葉に次のようなものがあります。それは、・・・“一生懸命だと知恵が出る”です。・・・制約のある中、いつも考えていることは、「苦しい中でも限りなくより良いものを創っていきたい」という願いです。今までと同じものは難しいかもしれませんが、3年の教職員と知恵を出し合って、対応を考え、例年以上の修学旅行を目指していきたいと思っております。
   例年とは違って、不安や先の読めないことばかりとなり、保護者の方にも生徒の皆さんにもご心配をかけますが、何よりも大切なのは、日常生活の健康管理と感染症対策です。この後、JTBの古幡さんから「修学旅行行程 及び 感染症対策について」また、学年主任の真田から「今現在の計画と実施にあたってのお願いについて」を中心に説明があります。ご心配な点やご不明な点は、遠慮なく、学校までお問い合わせいただけば幸いです。なお、今後の感染状況や参加同意書の回答状況によっては、延期または中止の判断をいたします。今日の説明を聞きご家庭に戻られてから、お子さんとしっかりと話し合ってください。よろしくお願いいたします。 ~頑張ろう! 西中!~

 3階理科室よりZoomで挨拶をしました。