新しき 朝の光の さしそむる 荒野にひびけ 長崎の鐘

8月7日(金)のブログにて、現在NHK連続テレビ小説『エール』で、主人公のモデルとなっている名作曲家の古関裕而(こせきゆうじ)さんが晩年に若者に贈った“エール”について紹介しました。また、8月15日(土)のブログでは、永井隆博士について紹介しました。・・・今週のNHK連続テレビ小説『エール』は名曲『長崎の鐘』にまつわる話が展開されました。今回は、被爆者支援に尽力された医師の永井隆先生をモデルとした人物との場面も放送されていました。そのセリフの一言ひとことに非常に重みがありました。・・・「なぜ、どうしてと自分の身を振り返っとるうちは“希望”は持てません。どん底まで落ちて、大地を踏みしめ、共に頑張れる仲間がいて、初めて“真の希望”は生まれるのです。その“希望”こそこの国の未来を創るのです。」胸に刺さる言葉です。・・・古関裕而記念館には、彼がこの『長崎の鐘』を作曲する時のことが展示されています。彼はこの歌の作詞家であるサトウ・ハチローさんの詞に込められた思いに心を強く打たれました。そして、「これは単に長崎だけでなく、この戦争の受難者全体に通じる歌だと感じ、打ちひしがれた人々のために再起を願って“なぐさめ”の歌詞の部分から長調に転じて、力強く歌い上げられるようにしました。」と作曲への想いを語っています。・・・ ♪こよなく晴れた 青空を   悲しと思う せつなさよ   うねりの波の 人の世に   はかなく生きる 野の花よ   なぐさめ はげまし 長崎の   ああ 長崎の鐘が鳴る♪ ・・・生徒の皆さんには永井隆先生の「長崎の鐘」を大人になるまでに一度は読んでほしいと強く願っています。 ~頑張ろう! 西中!~