昨日から処暑・・・ヒルガオから学ぶ。

 

昨日から処暑(しょしょ)に入りました。暑さもひと段落し、朝晩は涼しさのある風が吹き始めます。・・・今朝小田原市の酒匂堰で撮影した「ヒルガオ」の写真です。朝から花を咲かせて夕方にしぼむまで昼間も咲き続けているため、ヒルガオと呼ばれています。日本には古くから自生しており、5弁の花びらが1つに合わさり、円い鏡のようになっています。のぞき込むと愛しい人の面影が見えるような気がすることから、万葉の時代から「容花/顔花(かおばな)」と呼ばれ、愛されてきました。「高円(たかまど)の 野辺の容花(かおばな) おもかげに 見えつつ妹(いも)は 忘れかねつも」(万葉集巻八)・・・万葉歌人・大伴家持(おおとものやかもち)が一族の女性長老・坂上郎女(さかのうえのいらつめ)に贈った歌で、「高円山の麓の野辺に咲いているヒルガオの花に、あなたの面影が見えて忘れられない」という情愛を詠っています。 ~頑張ろう! 西中!~