「有文事者必有武備」

皆さんは、山川健次郎先生をご存知でしょうか。

 ◆山川健次郎先生
会津藩出身で白虎隊の兵士として明治政府と戦った。会津藩降伏後は勉学に励み、国費留学生として18歳でアメリカに留学、エール大学で学んだ。健次郎は英語力をつけるため、わざと日本人が1人もいない田舎町に住んで、死に物狂いで勉強をした。苦しかった籠城戦や、白虎隊として死んだ仲間たちの顔を思い浮かべては、歯を食いしばって奮起したと自ら記している。健次郎は、西洋文明を育てた科学に感銘を受け、大学では物理学を専攻し、大学を最短で卒業し、物理学の学位を得る。帰国後、東京帝国大学(東京大学の前身)に登用される。35歳の時に、東京帝国大学初の理学博士号を授与される。東京帝国大学総長、九州帝国大学(九州大学の前身)初代総長、京都帝国大学(京都大学の前身)総長等を歴任した。

 下の書は、山川健次郎先生の直筆であり、文武両方の重要性を説く『文事(ぶんじ)有る者は必ず武備(ぶび)有り』という論語の一節を揮毫(きごう)したものである。・・・明日から2学期が始まります。『報われない努力はない。』ことを信じて“学習とスポーツ”の両方とも頑張りましょう。  ~頑張ろう! 西中!~