実に素晴らしい避難訓練でした。

昨日の6校時終了後、巨大地震により大きな津波が発生することを想定した避難訓練が行われました。生徒たちは自らの身を守るために机の下にもぐる「シェイクアウト行動」をしっかりとっていました。その後、3階にいる3年生は4階の学習室に避難しました。4階にいる1,2年生は防災頭巾をしっかりかぶり、自分の席で待機していました。生徒たちは一言も話すことなく、真剣に訓練に取り組んでいました。人数確認後、校内放送で私は次のような話をしました。・・緊張感があり、だれも話さないといった、実に素晴らしい避難訓練でした。私が経験した訓練の中でも一番良かったと思います。以前、NHK「おはよう日本」で、首都直下地震について放映されていました。この首都直下地震が、今後30年間に70%の確率で起きると言われています。この地震により、最悪の場合、死者は、2万3,000人に達するそうです。この研究をすすめている京都大学の教授によると、今この瞬間に地震が起きてもおかしくないそうです。1923(大正12年)年9月1日、正午2分前に発生した関東大地震はマグニチュード7.9。近代化した首都圏を襲った唯一の巨大地震であり、明治以降の日本の地震の被害としては最大規模の被害となりました。相模湾周辺の熱海市では、何と最大の高さ12mの津波が起こりました。この関東大震災発生から98年もたってしまいました。地震はいつ発生するか誰にも分かりません。「想定外だった」という言葉が、東日本大震災以来、多く耳にするようになりました。このごろの台風等による自然被害も「想定外」のものが多くありました。いかなる災害に対しても、この「想定外」を、いつも考えておく必要があると思います。そして、今できる対策を直ちに行うことが何より大切なことです。何ができるかをこの機会にしっかりと考え、行動に移しましょう。また、防災の基本は「自助」です。自助とは、自分の命は自分で守る、自分のことは自分で助ける・なんとかする、ということです。この「自助」のためにはどのような準備をし、どのような場面でどのような行動をとったら良いのか。これについても、しっかりと考えてください。・・・今朝6時37分頃山梨県東部で地震が発生し、二宮町は震度2でした。「シェイクアウト行動」をしっかりとることの大切さを早速実感しました。 ~頑張ろう! 西中!~