「みんなでやる」「毎日やる」「好きな本でよい」「ただ読むだけ」

今日の1年生のあるクラスの朝の会の前の様子です。今日も静かに「朝読書」に取り組んでいました。わずか10分の読書タイムですが、大変貴重な時間です。学校で毎朝、朝の会の前に、自分の読みたい本を読む「朝の読書」活動「みんなでやる」「毎日やる」「好きな本でよい」「ただ読むだけ」を原則とした感想文や評価のない自由な読書活動です。・・・1988年に千葉県のふたりの高校教師(林公氏、大塚笑子氏)の提唱で始められ、全国の学校に広がりました。わずかな時間でも、毎日続けることで読書が好きになり、豊かな心を育み、読解力など学力向上の他、生徒の問題行為が解消されるといった効果が生まれます。本を読むことは、授業とは違った意味があります。好きな本を読むわけですから、自分の興味や関心が湧いたり、深く探究したり、日常にはない世界を疑似体験することができるわけです。中には、ゲームやスマホにかける時間が多くなり、全く本を読まない生徒もいます。一冊の本が人生を変えることはよくあることです。昨年、ノーベル賞に輝いた吉野彰さんも『ロウソクの科学』との出会いから科学の世界に入っていかれました。プリント学習も大切だと思いますが、学校生活の中で自分を見つめ、現実とは違った世界に入り込める時間は大変貴重であると考えます。わずか10分ですが、学校教育の中で大切にしていきたい時間です。 ~頑張ろう! 西中!~