「凡事徹底」・・・イチロー選手から学ぶ

今日の午後に行われた2学期の終業式の様子です。1学期と同様に新型コロナウイルス感染症の感染リスクを下げるため、生徒たちは各教室で映像を見ながら話を聞くという放送による終業式となりました。終業式前に表彰(賞状伝達)がありました。生活指導担当の𠮷田先生からは本日配付しました「冬休みを有意義にすごそう」を中心に話がありました。ぜひご一読ください。私は2学期の生徒たちの頑張り、および『凡事徹底』について話しました。少し長くなりますが、話したことをここで紹介させていただきます。

8月18日から始まった2学期・・・例年に比べ長かったこの2学期は皆さんにとって、どんな2学期だったでしょうか。・・・10月2日には半日日程でしたが、体育祭を実施することができました。体育委員長の「勝ち負けに関係なく、クラスの絆が深まりました。」という言葉が大変印象に残りました。さらにその後、本校体育館において生徒会本部役員が中心となり「校夕祭」が行われました。吹奏楽部の演奏会、心に響く素晴らしい演奏でした。一方、演奏を聴く側の皆さんの態度も素晴らしかったです。

保健委員会の保健新聞、文化委員会の校内掲示など今年度になってから、新しい取り組みを推進してくれていることを大変うれしく思っています。・・・ほぼ毎日皆さんの学習の様子を見させてもらいましたが、日々の学習において、授業にしっかり集中し、自主的に学習に取り組んでいました。皆さんの学習への取り組み方が本当に良くなってきています。

さて、学校の主役は誰でしょうか?言うまでもなくそれは生徒。つまり皆さん方です。私達教職員そして保護者・地域の方々は皆さんのサポーターです。自分自身を成長させ、自分たちの学校をより良くするにはどうしたら良いのか。しっかり考え、具体的に行動しましょう。

ここでそれに関する指針となる言葉を皆さんに紹介します。本校のホームページでも何回か紹介しましたが、「凡事徹底」という言葉です。・・・意味は、「当たり前のことを徹底的に行うこと。」です。この「凡事徹底」を実行し、偉業を成し遂げたのがイチローです。

イチローは日米通算4367安打、シーズン最多262安打と、誰も届くことができないような大記録を打ち立てましたが、彼の根幹にあるのがこの「凡事徹底」です。・・・こんな話があります。ある方がイチロー選手に、「今までに、これだけはやったなと言える練習ってある?」と質問するとイチロー選手はこう答えたそうです。「僕は高校生活の3年間、1日にたった10分ですが、寝る前に必ず素振りをしました。その10分の素振りを1年365日、3年間続けました。これが誰よりもやった練習です。」

1日10分の素振り・・・みなさんにとって彼の「素振り」に該当するものは何になりますか?勉強や読書などどんな取り組みでもかまいません。・・・続けられそうではありますが、365日3年間やり続けることは難しいことだと思います。イチローは、こんな名言を残しています。それは「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道である。」です。まさに「凡事徹底」ですね。

私は、今年の5月29日から、本校ホームページのブログを書き始めました。3月末までガラ携であった私にとって、始めの頃は正直言って苦痛でした。しかし、今では、あれを紹介したい、これを紹介したい、と思うようになりました。今ではこのブログを書くことがとても楽しくなっています。これからもこの「毎日ブログを書き続ける」ことを私の「凡事徹底」としていきます。

みなさんの「凡事徹底」は何ですか?・・・すでにある人はそれをこれからも実行してください。ない人は、自分自身でしっかりと考え、考えたことをすぐに実行しましょう。それを実践することによって、より良い自分、そしてより良い二宮西中学校を創っていきましょう。3学期がさらに、素晴らしい学期になるようお互いに頑張りましょう。

・・・明日より12日間の冬休みが始まります。充実した12日間となることを祈念しています!  ~頑張ろう! 西中!~