教科横断的な学び
「教科横断的な学習」とは、複数の教科を横断的に捉え、単独の教科を超えて学習内容を繋ぎ合わせ、理解を深める学習方法のことです。これは、3年生で行われた授業ですが、「模様について」・・・美術科? 「文化について」・・・社会科?「音楽について」・・・音楽科?「踊りについて」・・・体育科? というイメージが一般的ですが、すべてが繋がっている学習でした。
ケルトと網目模様から学習が始まりました。ケルティック・ノット(Celtic Knot)といって、今はアイルランドだけでなくヨーロッパを中心にあちこちで見られますが、始まりと終わりのない1本の紐の模様です。ケルト社会について文字で残されたものがないためはっきりとは分かっていませんが、ケルト社会で信じられていた輪廻転生の概念が込められていると言われています。 *美術科
次は、ケルト人や文化についてです。現在のアイルランド人、スコットランド人、ウェールズ人などの先祖にあたり、単一民族というよりは同じ文化や宗教を持つ人々のグループを指すといったイメージです。 *社会科
授業は、ケルト文化の音楽に移っていきます。本物の楽器が登場します。私たちが知っているアコーディオンやヴァイオリンと似た物ですが、ケルト文化独自のもので、初めて見る楽器でした。軽快なリズムは、ヨーロッパ特有の雰囲気を感じさせてくれました。 *音楽科
そして、踊りのレクチャーを受け、実際に音楽に合わせて踊りました。踊りは、延々と繰り返す動きで構成されていて、模様と同じイメージでした。 *体育科
とても充実した学習となりました。