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紅葉と黄葉の違い・・・黄葉に貴重な生命を感じます。

昨日から早くも12月になりました。いよいよ朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。写真は本校西側のイチョウの木です。見事な黄葉(こうよう)です。・・・読み方は同じですが、紅葉と黄葉の違い!正しく知っていますか?・・・紅葉(こうよう)とは落葉広葉樹の葉が紅色や黄色に色づくことを言います。一般的には紅くても黄色くても紅葉と表現しますが、正しくは紅色に色づくことを「紅葉」、黄色に色づくことを「黄葉」と言います。・・・それではなぜ、二つの色に分かれるのでしょうか?・・・木の葉には「クロロフィル」という緑色の色素と「カロチノイド」という黄色の色素が含まれています。これらは葉の葉緑体の中にあり、春と夏の日差しの良い日は、協力して光合成を行ないます。この時点では「クロロフィル(緑)」のほうが強いので、葉の色は緑です。しかし、秋になって日差しが弱くなってくると、先に「クロロフィル(緑)」が分解さてしまい、「カロチノイド(黄)」だけが残ります。この時点で、葉の色は黄になります。これが黄葉です。さらに、モミジなど紅く黄葉する植物は、葉の中に糖分が増え、「アントシアン」という紅い色素が合成されます。この時点で、葉の色は紅になります。これが紅葉です。・・・比較してみると3週間で黄葉が進んでいるのがよくわかります。・・・残された冬日に照らされる一枚一枚の黄葉に貴重な生命を感じます。 ~頑張ろう! 西中!~

11月14日(月)に撮影

11月21日(月)に撮影

11月28日(月)に撮影