2022年9月の記事一覧

ヒガンバナから学ぶ・・・「暑さ寒さも彼岸まで」

上の2枚の写真は、9/22(木)の朝本校で撮影したものです。また、その下は昨日、小田原市下大井のあぜ道で撮影したものです。ともにヒガンバナ(彼岸花)の写真です。この花は土中の花芽が温度の変化だけ感じて季節を知り、葉よりも先に地上から顔を出してから何と1週間ほどで花を咲かすことができます。お彼岸の頃に咲くことからその名がつけられたそうです。・・・一昨日の9/23(金)は「秋分の日」でした。秋分の日、春分の日はともに、昼の長さと夜の長さがほぼ同じになります。「秋分の日」を境に昼は短く、夜は長くなっていきます。・・・「暑さ寒さも彼岸まで」は季節の変化を的確にとらえた言葉です。夏の暑さも冬の寒さも、彼岸を過ぎれば落ち着くといった意味があります。季節の変わり目、とりわけ「春分」や「秋分」は豊作を願い、収穫を祝う時期です。だからこそ、祖先や自然界に感謝し、供物を奉げる日本人の自然崇拝や祖霊信仰と結びついたともいわれています。  ~頑張ろう! 西中!~

「率先避難」・・・有意義な学びができましたね!

一昨日、今年の1/29(土)に行われた二宮町防災講演会で講師を務められた森本晋也先生を講師に招聘し防災講演会を実施しました。森本先生は、2010年3月まで岩手県釜石東中学校で教員として防災教育を担当されていました。現在は文部科学省の安全教育調査官です。『生徒・保護者そして地域 3人4脚で取り組む防災教育 ~助けられる人から助ける人へ~』の演題でお話をいただきました。保護者そして地域の方々も一緒に体育館そしてオンライン配信で学びました。・・・今回も生徒会本部役員が中心となり講演会を進行してくれました。森本先生は、最初に二宮町の豊かな自然の恵みと豊かな生活・文化、および時に私たちを襲う自然災害についてお話をされました。その後、東日本大震災の津波の被害を通じて釜石東中の子どもたちから学んだことについて説明してくれました。さらには津波だけではなく、地震や大雨さらには土石流についてもわかりやすく説明してくれました。最後は「二宮町ハザードマップ」について触れながら「率先避難」の大切さを熱く語ってくれました。・・・森本先生、貴重なお話を賜りまして誠にありがとうございました。今回の防災講演会を実施できたのは、二宮町役場防災安全課の皆様のおかげです。心から感謝しています。・・・どの学年も聴く態度が実に素晴らしかったです。生徒のみなさん有意義な学びができましたね! ~頑張ろう! 西中!~

自らの考えをより深めようとしているのが伝わってきました。

昨日の3校時に行われた1年1組の社会科の授業の様子です。ヨーロッパ州の学習のまとめとして「もし、日本がEU加盟できる権限をもっていたら加盟すべき?」について学びを深めました。学習内容の確認後、まず自分の考えをワークシートに記述しました。生徒たちは小学校で学習した内容を活かし、EUの抱える課題をとらえながらしっかりと考えていました。その後、意見交換を行いました。杉田先生は、一人ひとりの発言をしっかりと受け止め、発言内容を簡潔に板書していました。自分の考えを伝え、他者の意見を聞いた後、改めて自分の考えをワークシートに記述しました。クラスメイトの発言をしっかり聞き自分の考えと比較しながら自らの考えをより深めようとしているのが伝わってきました。・・・今回の授業では、田中明夫先生(二宮町教育委員会課長代理兼指導主事)、二宮町の小・中学校の先生方、そして本校の多くの先生方が授業を参観してくれました。ありがとうございました。 ~頑張ろう! 西中!~

 

「そうだ 鎌倉、行こう。~我ら 鎌倉探検隊~」

昨日の6時間目の2年生の総合的な学習の時間の様子です。鎌倉自主見学の行動計画書の完成を目指して各班で取り組んでいました。どのクラスも班のメンバーと楽しそうにChromebook活用し、自分たちの見学コースを計画書に記入していました。・・・鎌倉自主見学のスローガンは「そうだ 鎌倉、行こう。~我ら 鎌倉探検隊~」です。中間テスト終了後の10/6(木)に行われます。 ~頑張ろう! 西中!~

 

「みんなでやる」「毎日やる」「好きな本でよい」「ただ読むだけ」

昨日の3年生のあるクラスの朝の会の前の様子です。今日も静かに「朝読書」に取り組んでいました。わずか10分の読書タイムですが、大変貴重な時間です。学校で毎朝、朝の会の前に、自分の読みたい本を読む「朝の読書」活動。「みんなでやる」「毎日やる」「好きな本でよい」「ただ読むだけ」を原則とした感想文や評価のない自由な読書活動です。・・・1988年に千葉県のふたりの高校教師(林公氏、大塚笑子氏)の提唱で始められ、全国の学校に広がりました。わずかな時間でも、毎日続けることで読書が好きになり、豊かな心を育み、読解力など学力向上の他、生徒の問題行為が解消されるといった効果が生まれます。本を読むことは、授業とは違った意味があります。好きな本を読むわけですから、自分の興味や関心が湧いたり、深く探究したり、日常にはない世界を疑似体験することができるわけです。中には、ゲームやスマホにかける時間が多くなり、全く本を読まない生徒もいます。一冊の本が人生を変えることはよくあることです。ノーベル賞に輝いた吉野彰さんも『ロウソクの科学』との出会いから科学の世界に入っていかれました。プリント学習も大切だと思いますが、学校生活の中で自分を見つめ、現実とは違った世界に入り込める時間は大変貴重であると考えます。わずか10分ですが、学校教育の中で大切にしていきたい時間です。 ~頑張ろう! 西中!~